料理・味5.0
雰囲気5.0
接客・サービス5.0
コストパフォーマンス4.5
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【日本橋の夜景とともに味わう、四季を映す江戸前鮨】 八月初旬の夕暮れ、日本橋の街並みを見下ろすマンダリンオリエンタル東京の三十八階。「鮨心 by 宮川 東京」を訪れました。 扉を開けると、眼下には日本橋から丸の内へと続く美しい夜景が広がり、都心の喧騒を忘れさせる穏やかな空間が迎えてくれます。檜のカウンターと洗練された設え、そして料理人の丁寧な所作が、特別な時間への期待を高めてくれました。 最初に供されたのは、北海道・ゴールドラッシュを使用した玉蜀黍のプリン。濃厚な余市産バフンウニの旨味と玉蜀黍の甘みが見事に調和し、山葵の爽やかな香りが余韻を引き締めます。まさに、夏の始まりを感じるひと皿でした。 特に印象に残ったのは、四時間かけて丁寧に炊き上げられた蝦夷鮑です。 驚くほど柔らかな食感に加え、濃厚な肝のソースが深い旨味を引き出し、赤酢のシャリが全体を美しくまとめ上げていました。 毛蟹と二種の雲丹、透明なトマトジュレの一品では、海の力強さと夏野菜の瑞々しさが見事に共存。素材それぞれの個性を生かしながら、繊細なバランスで仕立てられていることに感銘を受けました。 握りは、アオリイカ、縞鰺、赤身、チップ、赤ムツ、大トロ、鰊の箱鮨、車海老、雲丹、穴子など、旬の食材が続きます。 昆布塩とすだちを合わせたアオリイカの上品な甘み、支笏湖産チップの澄んだ脂、赤ムツに添えられた玉ねぎとポン酢の絶妙な組み合わせなど、どの一貫にも職人の繊細な技が感じられました。 なかでも、大トロは四時間かけて漬け込まれており、口に入れた瞬間に脂がほどけ、赤酢の酸味がその豊かな旨味を美しく引き締めます。濃厚でありながら、驚くほど上品な味わいでした。 締めの雲丹ご飯は、北海道産バフンウニが惜しみなく盛られた贅沢な一杯。温かみのある唐津焼の器と九州麦味噌仕立てのあら汁が添えられ、最後まで満ち足りた気持ちで食事を楽しむことができました。 料理を味わっていたはずなのに、気づけば季節や土地、そして職人が積み重ねてきた時間そのものに触れていたような感覚を覚えます。 美しい夜景とともに、日本の四季を五感で堪能できる素晴らしいひとときでした。特別な日や大切な方との食事に、ぜひ再訪したいと思います。 素晴らしいお料理と温かいおもてなしを、ありがとうございました。










