三条通り、富小路と柳馬場の間。注意深く見ていないと、つい見過ごしてしまうような細い路地を入っていった先に「料理屋 自在」はあります。京都の街中でありながら、路地を一歩入るだけで通りの賑やかさが遠のき、これから始まる食事への期待が高まるような場所に位置しています。
ここで出会ったのは、全身から「料理が大好きだ」というオーラが溢れ出している店主です。お世辞にも愛想がいいとは言えませんが、その職人気質で真っ直ぐな姿勢には、理屈抜きでついつい引き込まれてしまう不思議な魅力があります。
供されるお料理は、どれもこれも気が遠くなるような時間をかけて丁寧に仕込みをされたことが、一口食べた瞬間に伝わってくるものばかりでした。一皿一皿が非常に手が込んでいて、複数の要素が複雑に重なり合った、実にバラエティ豊かな創作料理です。次の一皿は一体どんな趣向が凝らされているのか、どんな驚きがあるのかと、コースが進むたびにワクワクさせられました。
独創的な組み合わせがありながら、その根底には確かな技術と手間暇がかかっている。そんな店主のこだわりが、料理の奥行きとなって現れています。お料理の量についても、一皿ごとのバランスが考え抜かれており、最後まで美味しくいただける「ちょうどいい感じ」のボリュームなのも嬉しい点です。
他の方の口コミを見ても、やはりその独創性と、手間を惜しまない丁寧な仕事に感銘を受けている方が多いようです。店名にある「自在」の言葉通り、既存の枠にとらわれない自由な発想を、店主の圧倒的な熱量とともに楽しめる一軒でした。
三条界隈で、落ち着いてじっくりとお料理に向き合いたい時、あるいは驚きのある和食を求めている時には、ぜひこの路地の先を訪ねてみてほしいです。店主の料理への愛を五感で感じながら、次の一皿を待つあの高揚感。一度味わえば、その魅力にすっかり引き込まれてしまうはずです。