神戸では数少なくなった苺のデザートブッフェ。サービススタッフは試行錯誤中ですと語るがケーキもディスプレイも毎年違った趣向で楽しめる。今年のイチオシは実演メニューのパフェ2種。ベースはスポンジケーキとバニラアイス、一つ目は綿飴に濃厚な苺ソースをかけるとふわっとほどけて真っ赤な苺アイスに早変わり。ソースの酸味とアイスの甘味が絶妙のバランス。そしてもう一つのティラミス風はマスカルポーネが練乳のように滑らかで生の苺を合わせるといくつでも食べられそう。定番の苺ショートやあまおうタルトなどは安定の美味しさ。ただ期待していたフレジェは柔らか過ぎて皿に移す際に崩れてしまった。パリブレストに使っているのは多分バタークリームか。このクリームで奇をてらわずに作ってほしかった。すべての商品にケーキトングのみ用意され、柔らかいものは崩れるのでケーキナイフとシャベルも用意されたほうが良いと思った。セイボリーに初めて麻婆豆腐が登場、本格的な味で最高の口直しになった。さらなる進化を期待したい。

10年振りの来店。趣のある部屋、美しい盛り付け、季節感あふれる素材をふんだんに使った料理はどれも美味しく期待通り。以下は残念な点。2階個室は壁が薄く隣のグループの声がうるさい。予約時ゆっくり過ごしたいと書いたのに料理を出すタイミングが早すぎ後の料理が冷めてしまった。閉店間際まで先様と語り合ったので料理も落ち着いて味わいたかった。