カワハギの肝和えが仕入れの都合で平貝の刺身に変わっていたのは少し残念でしたが、平貝も美味しかったです。八寸は盛り付けも綺麗で嬉しくなりました。量的には「じゃあ追加も何か頼んでみようかな」というくらい控えめですが、最後に出る海宝土鍋ご飯はウニやイクラ、蟹が載って豪華で、量も十分ありました。弟と2人の食事でしたが、弟が喜んでいたので良かったです。ごちそうさまでした。

テーブル席を予約していましたが、両隣が賑やかそうだったので急遽カウンターに変えていただきましたが快く変更に応じてもらえて助かりました。2名ならカウンターの方が話もしやすいと思います。お料理はどれも美味しかったです。

人気店らしく、早い時間の予約でしたが6時には満席の様子で賑わっていました。一休で予約したコースは10品、いろんなものが食べられて楽しかったです。量的には、同行した友人はどちらかというと少食な方で、ピッタリでした。男性や若い人には少し物足りないかもしれません。

10皿の一つ一つが丁寧で、相性のよい食材の組み合わせ、意外性のある取り合わせ、全て絶妙のバランスで素材のおいしさを堪能しました。珍しい野菜や香草、キノコもパスタも蟹も地鶏も和牛も、思い出しても幸せになるようなご馳走でした。お料理に合うワインも選んでいただき、最後は少量ずつ出していただく配慮もしてくださって、何もかも満足して楽しい時間を過ごしました。
コストパフォーマンスは、正直このような価格帯のレストランに頻繁に行くわけではないので「最高！」と判断する材料を持ち合わせていないので星半分保留しましたが、もちろん期待以上でした。また特別な機会に訪れたいと楽しみにしています。

お肉の質はよく、食べ盛りの男の子もいましたがボリュームも適当でした。予約の時に一言書いたためかスタッフ皆がそうなのか、英語が堪能な人がテーブルを担当してくれて、デザートをお勧めしてくれたのも同行者に喜ばれました。残念だったのは鉄板の火力が、テーブルの奥側は強いけれど手前は弱くて、焼き加減のコントロールが難しかったこと。特に手前はなかなか火が通らず、生焼けを嫌がる友人には少し不自由でした。

一休プランでディナーをいただきました。予約サイトでは「ある日の一例」しか書かれてないのでどんなお料理が出るのかなと期待と少し不安とでお店に入りました。出てきたのは炙り鰹と茄子のタルタル、鴨のパテとゴルゴンゾーラのテリーヌ、鴨のロースト、シーフードのリゾット、デザートの盛り合わせ（クレームブリュレ、抹茶のムース、チョコレートケーキ、もう一種類のムース）、コーヒーor紅茶でした。鰹は臭みもなく香味野菜があしらってありとても美味しかったし、ドライフィグの入ったパテも良かった。ボリュームたっぷりで「お、ここでリゾットが出てくるんだったか！」とパンのおかわりをホイホイいただいていたことを少し後悔。とてもリーズナブルなコースで、お店も静かでゆっくりいただけました。