[料理]
見た目、味、食感の全てに、手間の込んだ、こだわりのある仕掛けが施された、繊細で独自色のある料理だった。
スイカのソース一つとっても、一旦スイカの汁を煮詰め、後でそれをフレッシュスイカの果汁と合わせることで、料理のソースとして丁度いい濃さ、甘さと清涼感を醸し出している。
一つ一つの料理に実に色々な食材(主に、京都の地元食材)やハーブが使われていて、味や食感は、口の中で、重層的に感じられたり、複雑に変化したりで、期待と驚きと楽しさを味わわせてくれる。もちろん一皿一皿の味や食感は全体として調和している。
概ね優しい味付けで、繊細で細部まで絶妙に気配りされたフレンチを求める方は至福の時を得ること間違いない。逆に、ガツンとインパクトのあるフレンチを求める方には物足りなさを感じるかもしれない。
[ワイン]
ペアリングワインは7種で、メインまで全お皿に合わせて提供され、それぞれの料理の味をうまく引き立てているだけではなく、ワイン自体もフランスにこだわらず、余り一般的でないものも含まれており、楽しめた。
[店内・接客]
店内は雰囲気がよく、落ち着く。板前割烹スタイルのカウンターだけのお店で、奥に坪庭が望める。店主はカウンタースタイルに未だ慣れないと言いつつも、客の相手をしつつ、手際よく、料理を作っていた。接客とドリンク担当の奥様の接客振りも心地いいものだった。
[立地]
交通至便と言える。店はJR嵯峨線の花園駅から徒歩1分なので、京都駅からは一本で来れるし、二条駅乗り継ぎで地下鉄との接続もいい。
(因みに、店は我が家の徒歩圏内。が、酒を飲んだ帰り道、歩いて坂道を上るのは少しつらい。もっと遠ければタクシーで帰れるのだが。。。とは言いつつ、素晴らしいお店が近くにできたことを大いに喜んでいる)