系譜脈々と。季節の“草”を食するイタリアン【エルバ ダ ナカヒガシ】(西麻布)

 

世界に名だたる美食都市である東京でも、とりわけ魅力ある飲食店が綺羅、星の如く立ち並ぶ街、西麻布。そんな激戦区にあっても、揺るぎないベースと独創性を持った店は人を惹きつけてやまないもの。京都に生まれ育った新進気鋭の料理人が、独自の世界観を持って織りなす料理が話題のレストラン「エルバ ダ ナカヒガシ」をご紹介します。

 

 

「ナカヒガシ」という名にすでにピンときている方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、この店のオーナーシェフ・中東俊文氏は、“京都でもっとも予約が取れない”店とも言われ、季節の恵みをいただく独自の「草喰(そうじき)料理」で2つ星を獲得している名店「草喰 なかひがし」の店主、中東久雄氏の次男。また、久雄氏のご実家が「摘草料理」で知られる京都・花背の名料理旅館「美山荘」であることはよく知られています。

 

 

「エルバ(erba)」とはイタリア語で“草”のこと。「美山荘」と「草喰 なかひがし」は“草”を供する店の偉大な双璧ですが、「エルバ ダ ナカヒガシ」のキーワードも“草”、すなわち野菜です。毎日店に届く季節の新鮮野菜は、シェフ自ら日本各地へ足を運び厳選したもの。その旬の恵みを大切に、日々独創的なイタリア料理へと仕立てていきます。

 

 

オーナーシェフ・中東俊文氏は前述の通り、京都の生まれ。名料理人を父に持ち、叔父や祖父も料理人、母の実家は味噌屋という家族環境で育ったこともあって、幼少の頃から自然と料理に親しんでいたようです。そんな中、あるイタリア料理店に感銘を受け料理人を志すことに。父・久雄氏の下で料理を学び始め、18歳になると本場イタリアにて料理人修行を開始します。トスカーナを始めとする各地の星付きの店で経験を積み、帰国後は大阪の高級ホテルのダイニングで料理長を務めるなど、数々の有名店で活躍しました。

 

 

「エルバ ダ ナカヒガシ」を開店したのは2016年。父の店の名を受け継いで、店名には“草”=“エルバ”の語を掲げます。これは「全ての食材は“草”=野菜を堪能するために存在する」と考える中東氏の思いも表現するもの。真摯に育てられた自然の恵みの持ち味を最大限に引き出し、余すことなく皿の上に表現することが料理人の使命だという心意気や、名店の流れを汲むことへの覚悟が伺えるようでもあります。

 

 

少し落とした照明が大人の隠れ家のような雰囲気を醸し出す店内は、シェフズテーブルさながらのエクスクルーシブ感が味わえるカウンター席が中心。オープンキッチンに面し、シェフの流麗な手さばきが眼前に楽しめます。半個室も用意されており、居心地のよい席の全てがデートや記念日の特別な食事、さらには接待にも最適です。

 

 

野菜や生ハムの出汁(だし)をサイフォンから注ぐミネストローネ『トルテッリーニ・イン・ブロード』や、15〜20種の野菜を華やかなソースでいただくトスカーナの郷土料理など、旬の野菜を主役に据えた、モダンで軽やかなイタリアン。和の面影が見え隠れするひと皿も多く、各国から取り揃えられたワインはもちろん、日本酒との相性も良好です。

 

 

料理を彩る器やカトラリーにも細やかなこだわりがあり、器類は馴染みの職人に特注した、和の風情を感じるものを多用。カトラリーも数ある中からシェフ自ら口当たりや角度などを吟味し、セレクトしたと言います。訪れるゲストにとっては、そういった点を発見するのも楽しみの一つですね。

 

 

京都の料理人一家に生まれ、恵まれた環境にありながらも志す料理の本場で真摯に修行を重ねたシェフ。しかしながらその“草”=野菜使いの豊かさはやはり天性のものと言えるかもしれません。独自の世界を持った若き名料理人の技を堪能しに出掛けてみませんか?

 

■基本情報
店  名:エルバ ダ ナカヒガシ(東京・広尾)
ジャンル:洋食/イタリア料理
住  所:東京都港区西麻布4-4-16 NISHIAZABU4416 B1F
アクセス:東京メトロ日比谷線 広尾駅 … 徒歩8分
     東京メトロ日比谷線 六本木駅 … 徒歩12分
     都営地下鉄大江戸線 六本木駅 … 徒歩15分
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